２　事業概況

　事業方針に基づいて積極的に取り組んだ結果、保証承諾は、件数1,546件、金額は166億5,621万円（前年度比9.0％、計画比55.5％）となり、令和２年度に対応したコロナ資金により過去に例を見ない規模で資金供給がなされた反動で資金需要が一段落したこともあり、保証申込が激減し、前年度及び計画を大幅に下回りました。保証債務残高は、件数14,262件、金額1,963億5,816万円（前年度比96.5％、計画比102.3％）となり、保証承諾が低迷し、前年度を下回ったものの、令和３年４月まで続いたコロナ資金の保証承諾やコロナ資金の据置期間設定により保証債務残高の減少は小幅となり計画を上回りました。

　一方、代位弁済は、件数70件、金額８億3,415万円（前年度比124.4％、計画比69.5％）となり、平成以降で最も少なかった前年度を上回ったものの、コロナ資金利用企業の多くが返済期間据置中であったこと、かつ、返済履行企業の条件変更にも柔軟に対応したことにより計画を大幅に下回りました。回収は、金額６億846万円（前年度比110.2％、計画比110.6％）となり、回収環境が年々厳しくなっていくものの不動産処分や求償権消滅保証などの大口回収があったため、前年度及び計画を上回りました。

令和３年度の保証承諾等の主要業務数値は、以下のとおりです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

                                                                                                  　　　（単位：百万円、％）