２　事業概況

   当協会の事業概況は、県内経済が持ち直しつつある中、保証承諾は、27年度承諾額が大幅伸長した要因である県円滑化借換資金の弾力的な運用の終了と、マイナス金利の導入を始め超金融緩和政策により貸出金利が大きく低下する中での保証離れの影響もあり、件数は2,344件、金額は214億9,979万円（前年度比57.3％、計画比71.7％）と前年度比、計画比とも大幅に減少し、計画額に対し85億21万円の減少となりました。保証承諾の低迷に伴い保証債務残高は、件数は１万700件、金額は819億2,016万円（前年度比92.9％、計画比91.0％）となり、計画額に対して80億7,984万円の減少となりました。

   一方、代位弁済は、返済緩和申請に対する金融機関の柔軟姿勢の継続及び延滞先に対する協会の経営支援等による早期対応により、件数は123件、金額は11億422万円（前年度比115.4％、計画比73.6％）と年間を通して低水準で推移し、計画額に対し３億9,578万円と減少することができました。回収は、担保処分による不動産回収の不調に伴い、金額は７億9,475万円（前年度比87.0％、計画比61.1％）となり、計画額に対して５億525万円の減少となりました。

平成28年度の保証承諾等の主要業務数値は、以下の通りです。　　　　　　　　（単位：百万円、％）